1984-07-17 第101回国会 参議院 外務委員会 第12号
主としてロンドンのサミットの話と、それから韓国大統領の訪日の問題でお聞きしたいと思うんですが、その前にちょっと余り耳寄りな話じゃないんだけれども聞いておきたいんですが、よく外交については、古い話では吉田外交とかあるいは石橋財政であるとか、あるいは鳩山外交とか池田財政とか、ずっと古くは松岡外交とか幣原外交なんていろんな名前のついた呼び方があるんですが、キッシンジャー外交なんといっても何となくわかるような
主としてロンドンのサミットの話と、それから韓国大統領の訪日の問題でお聞きしたいと思うんですが、その前にちょっと余り耳寄りな話じゃないんだけれども聞いておきたいんですが、よく外交については、古い話では吉田外交とかあるいは石橋財政であるとか、あるいは鳩山外交とか池田財政とか、ずっと古くは松岡外交とか幣原外交なんていろんな名前のついた呼び方があるんですが、キッシンジャー外交なんといっても何となくわかるような
去る二十六国会において、わが社会党が、岸内閣に対して、石橋財政は重大なる経済危機を内包するがゆえに一応予算案を撤回し再提出すべきことを口をきわめて要求したことは、岸総理といえども記憶に新たなるところがあろうと思うのであります。(拍手)しかるに、岸総理は、貯蓄に見合った均衡予算であると強弁をいたし、それを無修正で踏襲し、今日の経済混乱を招いたのであります。
第一番に承わりたいことは、岸内閣はこれを受け継ぎ、これを実行すると言うて、石橋財政を継承することをお約束されたわけでございまするが、本年度の通産行政の内容を瞥見いたしますると、やはりそのことはうかがわれるようでございます。
だから私は石橋内閣の労働大臣として、石橋財政、石橋経済策に一致すると考えておるのです。今御指摘になりました問題については、生産性向上は三つの原則の上に立っているということをお答えいたしておきます。
しかるに、予算編成で、消費者米価とともに地方財政の問題が最後まで難航した点でも明らかなように、石橋財政の千億減税、千億施策とは、地方財政の犠牲の上に立つものであり、今回の池田財政で一番麦飯を食わされたものが、わが地方財政である点は、わが党の深く遺憾とするところであります。
あれほどインフレの雨でも降るかのように鳴りもの入りで宣伝された石橋財政によって全国の中小企業者に与えられるものが三千万円の相談所だけとは、まさに、これこそ、あいた口がふさがらないということであります。
○今澄委員 大体私この民主党内閣の危機は石橋財政方針と一萬田さんの衝突にあるだろう、かように期待をいたしておるわけであります。今のあなたの御答弁を開いて、大蔵大臣に対する質問の資料ができたことを感謝します。 もう一つお聞きしたいのは、中ソ貿易の話ですが、石橋さんも御承知のように、いかに中ソ貿易、中ソ貿易と言つても、具体的な措置がとられておらないとどうにもならない。
昨日も大蔵大臣がとにかく今の吉田内閣におけるところの石橋財政から小笠原財政に至るまでこの信念のない、一貫性のない、見通しのないところの財政であるということを批判いたしましたときに、小笠原さんはその時の情勢に応じてやるのだと言つて放言しておりますが、少くとも一国の予算というものはこの憲法の第八十六条において規定されているように、「内閣は、毎会計年度の予算を作成し、国会に提出して、その審議を受け議決を経
これと日本の吉田内閣の第一次石橋財政から小笠原財政に至るまでの歴代の失敗の跡を見ると、やはり西ドイツが早く立ち直り、日本が今のような青菜に塩のような状態に追い込められるのは当然だとこれは思うのです。で、小笠原大蔵大臣の今度の国会劈頭における懺悔演説、自己批判、これは相当厳しいものでありますが、それに対して小笠原蔵相はどういう責任感を持つているか。
池田君の貯蓄公債に否定的な考えに立つておられるとすれば、いよいよ以て石橋財政の生産公債には更に否定的であるべきはずだ、こういうふうに私は考えられるのであります。私がここでくだくだいろいろ申上げるよりは、過去の予算委員会における審議を通じて十分お考えになつておることだと思いますが、来年度は生産増強のために相当の仕事をしなければならん状態になつておる。
これは選挙対策かもしれませんけれども、すでに池田さんが大蔵大臣の時分に、貯蓄公債というのか、石橋財政といろいろ問題のあつた意見を出されたのでありますが、とにかく三年数箇月大蔵大臣をやられた人が、貯蓄公債をやつても決してインフレにならないというようなことを言われた。これは御本人にとつて相当確信ある御意見だと思います。
生産が上つておるから通貨の量がふえてもよろしい、これは石橋財政の考え方と同じになるのです。それと違つた方向で来ておるのが池田財政だ。どうも今の話を聞くと、何か対蹠的な立場にあつた石橋湛山の財政の考え方と大体同じようなことになつちまう。どこに池田大蔵大臣の特色があるのだか、その面においてはちよつと見当のつかないような御答弁を承つて、まことに奇異に感じておる。
私どもは曾つていつか木村君からお尋ねがありましてお答えいたしましたが、石橋財政当時において、やはりインフレは生産増強によつて対処すべきだという議論が出ましたが、不幸にしてあのときは事志と違つて、生産増強のために必要資金を出しましたが、原材料その他の関係において意のごとく生産が進まなかつた。
決して石橋財政が間違つておるとは思わない。但しあの当時私はその構想はよかつたけれども、生産増強をすればいいといつて金をばらばら出したけれども、それに伴つて増強をなすべき原材料なり、設備の拡張ができずに、出した船が外へ流れたということがインフレを激化したのであつて、石橋さんの趣旨とは違つた形になつて来ておると思う。
遠くは高橋財政しかり、近くは石橋財政によつて、インフレ恐るるに足らずと豪語したことは、世人なお耳に新たなるところであります。しかるに、主税官たる池田勇人君が大蔵大臣に就任し、またドツジ氏が来朝するに及びまして、安定第一主義の名のもとに、国民生活と生産の復興とを犠牲に供して、ひたすら通貨の安定のために、国をあげて奉仕して来たのであります。
これすなわち政府が強行しつつあるデフレ政策の結果であつて、さきに第一次吉田内閣の石橋財政において、インフレ政策を実施しつつ、ケインズ学説を歪曲、引用してインフレを否定し、遂にインフレを破局的状態に導いたりてあり、現在の第三次吉田内閣の池田財政は、デフレ政策を強行しながら、ドツジ・ラインに藉口してデフレを否定しているのである。
そうすれば緩漫なるインフレ政策になる、石橋財政ということが言われておりますが、私共責任の地位がないので、非常に申上げにくいのですが、こういうことになれば非常に楽なのですが、これでは毎月々々毎年毎年賃金が上つても購買力は大して上らない、結局同じごとだといつたような公務員、一般産業労働者諸君の嘆きは絶えず続く、結局足取を合せて産業再建という巖を一応樹立しなければならん。
(拍手)そのときの大蔵大臣の説明によりますると、わが国産業の復興をはかるために通貨の一千億円や二千億が増発されても、生産が上りさえすれば国民経済は安定するのであるから、通貨増発はあえて恐るるに足らぬという石橋財政の勢いをもつて、野党の反対を押し切つて復興金融金庫は設立せられたのであります。ところが吉田内閣は、その反対のことを現在述べられておる。
與党の出身である予算委員長の矢野委員長が、当時国会において、石橋財政はインフレの波のために沈んでしまうと與党の委員長が反対の口吻を漏らしたのであります。それをなお押し切つて石橋のあのインフレ財政をやらせた。ところが今日今において総理大臣は、当時の石橋大蔵大臣の下におられた次官であつた池田さんを大蔵大臣にすえられ、今回はまた非常に極端とも思われる均衡財政をおとりになつておられます。
○吉田国務大臣 石橋財政は、私の記憶するところでは当時なかなか評判がよくあつたように記憶いたします。また今日において、とにかく民自党が絶対多数をとつておる以上は、国民はわれわれの財政に信頼しておる証拠と考えまして、どうぞあなたにおいても御安心を願いたいと思います。
只今の大臣の御説明も一向我々に感銘するものが何らありませんで、もう少し中小工業の問題につきましては、経済安定本部も力を入れて頂きたいと思いますが、併しそれというのも、結局長い間の放慢政策をアメリカ政府から引締められるというような事態にぶつかつて、このこと自体は実は終戰直後の東久邇宮内閣、それから石橋財政以來の放慢財政の責任であるとこう考えておりますが、併し何と言つても現在の事態に追いつめられましたのは